夏といったらバーベキュー。どこからともなく香ってくる、あの焼肉のニオイ…。
ひとしきり焼肉を堪能して「はぁ、楽しかった~」と、家に帰ってきていざシャワーに入ってサッパリ…と思いきや…
「うわっ、髪の毛のニオイ全然取れないじゃん!クッサ!」
なかなか厄介ですよねぇ、煙の臭いってのは。服や髪の毛、身につけている時計やメガネなんかにも、ニオイはしつこく定着してしまいます。
うっかりそのままソファなんかで寝落ちしてしまったら最後、ソファにまでなんとも美味しい香りが染みついてしまうことになりかねません。
キャンプなんかだと、必ずお風呂に入れるワケでもないですしね。
というわけで今回は、バーベキューの大敵・しつこい煙のニオイが取れない時に試していただきたいテクニックを5つご紹介してまいります!
【神アイテム】バーベキューの匂いが髪についてとれない時のテクニック5選!
目次
・手ではらう
・くしでとかす
・ドライヤーの風で臭いを飛ばす
・消臭スプレー
・衣類には食器用洗剤
【覚えておいて損ナシ】ニオイの基礎知識
具体的な消臭方法を解説する前に、ぜひとも覚えておいていただきたいことが「ニオイの正体」。
そもそもニオイというものは、ニオイ分子と呼ばれる極めて細かい粒のようなものです。その分子が鼻の粘膜に溶け込むことで、人間は匂いを感知するわけですね。
ちょっと例を出してみましょう。
例えば小麦粉があなたのお気に入りの服にバサッとかかってしまった場合、あなたは何をして対処しますか?
そうですよね。手でたたいたり服をバサバサと扇いで払いますよね。
なぜそうするかというと、小麦粉は水分を含んでいないのでバサバサと払い落とすことができるからです。
ニオイ分子も同じで、水分がない場合であればある程度払い落とすことができるのです。
この基礎知識を覚えておけば、バーベキューのニオイだけでなく衣類の消臭・家具や壁紙の消臭・ペットが発するニオイの消臭などなど…いろんなことに応用が利きますね。
ではそれを踏まえつつ、それぞれテクニックを細かく解説していくこととしましょう!
手ではらう【オススメ度:★★★☆☆】
道具も何も必要なく、一番簡単なテクニック。
シンプルに髪をバサバサと払ってあげるだけで、結構臭いってとれるものなんです。
そもそもニオイの正体ってのは細かーい微粒子なので、叩いたり払ったりすると髪の表面からニオイ粒子が外れていってくれます。
ポイントは軽くファサファサとやるのではなく、さながら布団についたダニを払うかのようにバッサバッサと勢いよく払うことです。
ただし髪の毛や毛根に多少ダメージが行く可能性があるので、髪のダメージが気になる方は注意して
ちなみに、髪を手で払うのはバーベキューの煙のニオイに限らず、お風呂やシャワーに入れなかった時にも使えるテクニックなのでぜひ覚えておくことをオススメします!
くしでとかす【★★★☆☆】
「手ではらう」テクニックの上位互換。
電源がいらないので、キャンプなどのアウトドアシーンでも使えるテクニックですね。
ただしプラスチック製のくしを使う場合、どうしても静電気が発生しやすいためニオイを逃がしにくくなってしまいます。
そういう場合には、静電気防止のヘアブラシを用意しておくといいですね。
一本持っておけば、花粉がヒドい時期や冬の感想する季節なんかにもとても役立ちますね!
ドライヤーの風で臭いを飛ばす【★★★★☆】
「手で払う」「くしでとかす」の上位互換的テクニック。
一度霧吹きなどで湿らせてから温風で乾かすと、ニオイ粒子が水分に吸着して飛ばしやすくなります。
ドライヤーでニオイを飛ばすときのポイントも、手ではらう時と同様に「髪の毛についたニオイ分子を風で吹き飛ばすイメージ」でバサバサと勢いよくやることです。
同じく髪の毛のダメージに気をつけてくださいね。
欠点として電源が必要になってくるので、お家の庭でのバーベキューなど電源の確保できる場所に限ってしまうというのがあります。
ヘア消臭スプレー【★★★★☆】
でました、文明の利器。最近の消臭スプレーは非常に優秀ですよね。
しかし、普通の消臭スプレーはあくまで雑菌を殺すといった作用をするので、煙の臭いを消臭する場合はあまり向いていません。
またイヤな臭いに対して別のニオイでマスキングする仕組みの消臭スプレーの場合、煙の臭いが強いため煙といい香りが混ざったニオイになって、余計に不快なニオイになってしまいますw
焚火やバーベキューなどの煙の消臭用に設計された、髪の毛に使える消臭スプレーってなかなかないんですよね。
そんな中で、楽天さんでは煙の消臭に特化したヘアデオドラントスプレーがあるので、非常にありがたい話です。
衣類には食器用洗剤
バーベキューをした際に発生する煙の種類には、炭によって発生する煙のほかに肉が焼けることによる油を多く含んだ煙も多く上がります。
油を多く含んだ煙を浴びてしまうと、衣類には目に見えない油分が付着してニオイが染みついて取れにくくなってしまうわけですね。
洗濯をしても「ん~なんかビミョーに焼肉臭がする…」なんてことになったら非常に萎えますよね~。
その油汚れを落とすのに、食器用洗剤が役に立つわけです!
やり方も非常にシンプル。
1:桶にぬるま湯を張る
2:食器を洗う時に使うくらいの量を入れ、洗いたい衣類を突っ込んで洗うだけ!
ただし、素材によっては衣類の生地が傷んでしまう場合があるので、お気に入りの服に臭いがついてしまった場合には注意が必要です。
一旦目立たない場所を洗ってみて、生地に変化が見られないことを確認してから洗うことをオススメします。
やはり、バーベキューを楽しむときは汚れてもいい格好で楽しむというのが大原則ってことですね!
【あまりオススメはしないけど…】食器用洗剤で洗髪
食器用洗剤で髪の毛を洗う、という手も無くはないです。髪の毛が痛むことは間違いないので、あまりオススメはしないですけど…w
とにかくニオイがついてるのにイライラする方、ニオイが取れるなら背に腹は代えられない方は、髪の毛のダメージを犠牲するという前提で試してみるのもいいかもしれません。(自己責任ですけどね)
・頭皮には付けない
・髪のアフターケアをしっかりしてあげる
食器用洗剤は弱酸性のシャンプーと違い中性もしくはアルカリ性で洗浄力が強く、頭皮の乾燥・粉拭き・皮膚疾患の悪化などなどとにかく悪い影響が大きいので、絶対に頭皮につけないようにしましょう。
さらに、アルカリ性の洗剤を髪につけるとキューティクルがぱっくり開いてしまうので、コンディショナーやトリートメントでしっかりと髪の毛のアフターケアをしてあげることも忘れずに。
僕は男でなおかつ髪も長くないので、上記のポイントに注意しながら食器用洗剤で洗っちゃってますw
結構ニオイが取れてくれるんでついついやっちゃうんですよね~。
ただし、当然ながら食器用洗剤は髪の毛を洗うように作られてはいないので、試してみる際はあくまでも自己責任で。
【覚えておいて損なし!】次回からつかえる臭いをつけないテクニック
色々とニオイを取る方法を紹介してきましたが、バーベキューや焚火の煙ってのはなかなかしつこいもので手を尽くしても「ん~なんかまだ臭うなぁ…」なんてことが往々にしてあります。
ニオイにうんざりしてバーベキューが嫌いにならないためにも、次回から使える「ニオイをつけないようにするテクニック」を身につけておくことがオススメです。
またバーベキューをやるような機会がある方、頻繁にバーベキューをしている方はぜひ次も読み進めていただけると幸いです。
【根を断つ】ニオイの元である煙を出さないテクニック
炭はビニール袋にしっかり密封!
早い話、はなから煙が出なければニオイがつくなんて心配もありませんよね?
「いやいや、バーベキューで煙を出さないなんて不可能でしょ~」なんて思うかもしれませんが、意外と注意を払えば可能なものなんです。
そもそも煙の正体は炭に含まれた水分です。つまり、水分の少ないものなら煙が出にくいってわけですね。
炭に水分なんて含まれてないんじゃない?なんておもうかもしませんが、しっかりと管理しておかないと水分や悪臭を結構吸い込んでしまうのです。しかも、一度吸収してしまった水分は、加熱しなければ放出されません。
水分だけならまだ多少火の粉がはぜるだけで済むでしょうが、悪臭も吸いこんでいると最悪ですね。
そうならないように、ビニール袋に入れてしっかりと口を縛り密封しておきましょう。
【煙が上がらない炭】備長炭(オガ炭)がオススメ
煙を極力上げたくないのなら、ズバリこの備長炭(オガ炭)・成形炭が非常におすすめです。
ホームセンターなどで手に入る安価な木炭と比べて、圧倒的に煙が上がらず
量販店で簡単に手に入る木炭になれていると、なかなか炎があがらないのでちょっと違和感があるかもしれませんが、しっかり着火させてあげれば文句なしの火力を発揮してくれます。
木炭と比べて多少値段は張りますが、かなりの時間燃えてくれるのでかなり長持ちします。コスパはGOODですね。
むしろ炎が上がらないので、お肉や野菜がコゲコゲになってしまうことも防げるので非常におすすめです。
帽子をかぶる
髪の毛を帽子で覆ってしまえば煙がつかなくて安心。
ニオイがついてもいいような帽子を1つもっておけば、バーベキューに限らず何かと重宝しますしね。
季節を問わず通年使える、おしゃれなサマーニットがオススメです。
バーべキューのしつこい匂いの落とし方まとめ
・手ではらう
・くしでとかす
・ドライヤーの風で臭いを飛ばす
・消臭スプレー
・衣類には食器用洗剤
というわけで今回は、バーベキューの煙のしつこい匂いを落とすテクニックについて解説してみました。いかがでしたでしょうか。
ニオイが発生する仕組みを知っておけば、髪の毛や衣類・壁紙といろんなことに応用が利きますので、ニオイ対策の基本を覚えつついろんなテクニックを試してみてくださいね。
それでは^^
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