日本で今大ブーム中の加熱式たばこ。IQOS・glo・プルームテックといろんなメーカーが工夫を施し、差別化をしてしのぎを消すっていますね。
中には「いや~、紙巻きたばこよりも健康被害は少ないから変えようかなぁって思ってる」なんて意見を聞いたことがあるのではないでしょうか。
そこでふとこんな疑問が浮かばないでしょうか?
「アイコスと普通のたばこって依存度違うの?」
「本当にアイコスって普通の紙巻きたばこよりよりも害はないの?」
というわけで今回は、IQOSの依存性は果たして普通の紙巻きたばこよりも低いのかどうか調査をしてみました!
※根拠を元にしていますが、あくまで個人的な見解なのでご注意ください
【危険?】IQOS(アイコス)の依存度が実はヤバい?根拠を元に考察してみた!
目次
紙巻きたばこと依存度は変わらないと考えられる
早速結論から述べてしまうと、「加熱式たばこだろうが紙巻きたばこだろうが依存度はかわらない」ということになります。
その理由はただ1つ、アイコスにもニコチンは含まれているからです。
ではもう少し詳細に説明していくこととしましょう。
アイコスにもニコチンが含まれている
そもそもタバコに依存するのは、皆さんご存知「ニコチン」のせいです。
アイコスにもこのニコチンが含まれているので、依存性はあるということになりますね。
じゃあここで気になるのは、「紙巻きよりも多少はマシなんじゃないの?」ってとこですよね。
アイコスの依存度は紙巻きたばこよりもマシ?
繰り返しになってしまいますが、アイコスでも紙巻きでも変わらないと考えられます。
ここではニコチン量で依存度を考えるものとして、アイコスと紙巻きたばこのニコチン量を比較してみましょう。
【紙巻き】
赤マルボロ⇒タール:12mg ニコチン:1.0mg
メビウス⇒タール:10mg ニコチン:0.8mg
【アイコス】
タール:ほぼ0 ニコチン:1.3mg程度
実はアイコスに含まれるニコチン量は紙巻きたばことそう変わらない(むしろ多い)んです。
つまりニコチン含有量だけ見た場合、紙巻きでもアイコスでも依存度は変わらないということが考えられます。(※あくまでニコチン含有量だけ見た場合)
もちろんタバコに依存してしまう要素は複数あるので、一概に「ニコチンが高いからハマる」というわけではありませんが、それでもニコチンが多く含まれているという事実は変わりません。
なんなら、紙巻きたばこよりも依存度は高まってしまうという場合もあるでしょう。
よく「低タールのタバコに変えたら本数が増えた」なんて聞きませんか?これと同様のことが起こるのです。
『紙巻き程吸い応えを感じない⇒物足りないから本数が増える⇒実際に体に取り込まれるニコチン量は増える』
もちろん減ることも考えられますし、実際にアイコスにしたら紙巻きが臭く感じるようになって吸えなくなったなんて声も聴きます。「そういった可能性もある」ということを頭に入れておいた方が良いかもしれませんね。
じゃあ健康面については?紙巻きよりもマシ?
アイコスの方が”今のところ”紙巻きよりも90%マシ・・・かも?
ちょっと曖昧な表現になってしまいましたが、実際こうとしか言いようがないってのが現状です。
その理由は2つです。
- 加熱式たばこの研究はまだまだ日が浅い
- 研究結果も自社研究のものしかない(第3者機関の実験がない)
加熱式たばこの研究はまだまだ日が浅い
加熱式たばこの研究はまだまだ日が浅く、本当に害が90%も減っているのか・人体に大きな被害を及ぼす物質は出ていないのかなどの真実は未解のままというのが現状。
未解明だから、フィリップモリス社の”害はない”という主張を国・行政は認めざるを得ないわけですね。
つまり、「”今のところ”紙巻きたばこよりも害が少ない」ってことになるので、もしかしたら「実は煙は見えないだけでかなり充満している」とか「実はタバコの葉は燃焼させるよりも加熱させた方が体に害がある」なんてことがあるかしれません笑
実際、中にはアイコスからも副流煙が発生しているという研究論文や、PM2.5のような微細粒子物質の放出が確認されたという研究論文もあったりします。
「臭いがする=害がある」「臭いがしない=害が少ない」という一般的なイメージで「アイコスを吸っているからまだ健康」という意識につながってしまいがちですが、本当に体のことを思うのであればこういった事実を知っておく必要がありますね。
研究結果も自社研究のものしかない(第3者機関の実験がない)
今のところ「アイコスは90%害が削減されている」と言っているのは、アイコスを開発・販売しているフィリップモリスさんなんですよね。
で、これがどういうことかと言いますと、「自社の研究機関⇒都合のいい実験方法を取れる」ので公平にアイコスを評価できていない可能性があるんですね。
実際、第三者機関による実験もあるのですが、スイスの研究では26%しか減っていなかった。
実験方法の差もあるので何とも言えませんが、少なくとも「アイコスは害がない、少ない」と断定はできないモノであることは察することができます。
やっぱり結局は、健康面を気にするなら「タバコそのものをやめる」ということになりますね。
アイコスの公式にも「IQOSにリスクがないというわけではありません。たばこ関連の健康リスクを軽減させる一番の方法は、紙巻きたばこもIQOSも両方止めることです。」と明示されていますしねw
【推奨】mybluなら害はなくオススメ
最近、コンビニでも出回るようになってきた電子タバコ「myblu(マイブルー)」なら、かなりの確率で健康被害はありません。
個人的には、「健康に気を使ってタバコをやめたいな…」という禁煙願望がある方にはものすごオススメの代物だと思っています。
mybluをオススメする理由は4つです。
- 安い
- 健康被害少ない
- 味もする
- 口寂しさを紛らわし禁煙の助けになる
mybluについても情報をまとめていますので、気になる方はぜひこちらの記事をどうぞ。
じゃあ結局加熱式たばこだろうが何だろうが”タバコ”は悪なのか?
「加熱式たばこは悪だ」と聞こえてしまうような記事になってしまいましたが、僕は喫煙者の意見も非喫煙者の意見も両方納得しています。
ですが、一概にタバコをやり玉に挙げて叩くのはNGだとも思っています。
社会的損失でいえば、アルコールの方がよっぽど高いですしね。アルコールの社会的損失(病気やケガ)は年間4兆円にも及びます。たばこの税収がまるまる吹っ飛ぶレベルです笑
というか「害のあるものはすべて排除!」なんてこと言い始めたら、たぶんこの世からほとんどのものがなくなります笑
食品添加物モリモリな冷凍食品・ファストフード・お酒・ジュース・自動車・バイク・工場など…どれも害を及ぼすものです。
でも、これら全てのものって「ここまではダメですよ」と折り合いをつけて存在しているわけです。
つまり大事なのは「害が含まれているか否か」という極論ではなく「どれくらいの害を及ぼすのか」ということなのです。
まとめ
・アイコスも紙巻きたばこも「依存性」という観点から見たらほぼ同じ
・健康被害という観点から見たら、”今のところ”多少はマシ
・本当に健康に気を使うなら禁煙へ
というわけで今回は、アイコスの依存性について調査・考察をしてみました。いかがでしたでしょうか。
個人的には「明日からやめる!」ではなく「明日から1本ずつ減らして、ちょっとずつやめていく」という方法がオススメな気がします。
薬物ではなく習慣的に依存している場合は、習慣の置き換えで状況を改善していくことができますからね。
それでは^^
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