「ミント」と「メンソール」、この2つは紙巻きたばこや電子タバコでよく聞く名前ですよね。
ところで、この2つって一体何が違うんでしょうか?
いざ聞かれてみると、ハッキリと違いを答えられる人ってなかなかいないんじゃないかと思います。
というわけで今回は、ミントとメンソールの違いを解説していきたいと思います。
【1分でわかる】ミントとメンソールの違いを解説!
目次
では早速、結論から申し上げます。
ミント:植物の名称
メンソール:スースーする成分の名称
イメージとしてはこんな感じですね。

「メンソールはミントに含まれる成分」というイメージ図
「それだけわかれば十分だよ」という方は以上となります。
ここから先は、もう少し深堀した詳しい解説をしていきたいと思います。
ミントとメンソールの違いをさらに詳しく解説
ミント:ハーブ(香草)の一種
メンソール:清涼感を感じる成分そのもの(アルコールの一種)
ミントとは?
・シソ科の植物
・ハーブの一種
・和名「セイヨウハッカ」
・大きく分けて『スペアミント』と『ペパーミント』の2つに分類
ミントは、料理・カクテル・お菓子・エッセンシャル・歯磨き粉などなど…幅広く使われる香草です。
「ミントの香り」と言われたら、ほとんどの人がだいたい想像するのが容易なくらいお馴染みのハーブですよね。
スペアミント系:香りが比較的弱く、甘い香りがする
ペパーミント系:香りが強く、メンソールが多い
ちなみに「ハッカ」と「ミント」は同じものです。ただし、「ハッカ」という表現をする場合は「ニホンハッカ」を指すことが多いです。
ちなみに「ハッカ油」は、ミントから抽出された油ということになりますね。
つまりチョコレートにメンソールを添加すると、「スースーするチョコレート」という謎のお菓子を作ることも可能ということになります。
メンソールとは?
・アルコールの一種の化合物
・ニホンハッカやペパーミントに多く含まれる成分
メンソールは、あくまでスースーする成分を指したものです。
つまり、お菓子にせよタバコにせよ、原則「メンソール」と書いてある場合はミントの香りはしないということになります。
ちなみにメンソールがスースーするのは、メンソールが神経に直接作用しているため実際に温度が下がっているわけではありません。
人間の冷感を引き起こす「TRPM8」という受容体がメンソールに刺激されるから、実際に温度が下がっていないにもかかわらず冷たいと感じるワケです。
これは辛みの成分であるカプサイシンが発熱感を感じさせるのと同じ仕組みのようです。
つまり、「辛み」とメンソールの「スースー感」は同じ類の反応ということですね。
タバコにおける「ミント」と「メンソール」の違い
メンソール系たばこ:スースー感のみ
ミント系たばこ:ミントの香りとスースー感
さて、ここまでの内容を理解していただけていればもうお分かりかと思います。
メンソール系のタバコは単純にスースーするだけなので、純粋なタバコの旨味を残しつつ清涼感を楽しめます。
それに対してミント系のタバコは、スースーする成分に加えてミントの香りもついているタバコということになります。代表的な銘柄でいえば「KOOL」ですね。
なので、ミント系のタバコはフレーバー系のタバコに分類した方が分かりやすいかと思います。
ぜひタバコ選びの際のヒントにしてみてはいかがでしょうか。
ミントとメンソールの違いまとめ
ミント:香草の名称
メンソール:成分の名称
というわけで今回は、ミントとメンソールの違いについて解説してみました。いかがでしたでしょうか。
それでは^^
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