社会人として飲み会の場に参加するときには、必ずといっていいほど「お酌」というものがついて回りますよね。
会社の一員として、円滑なコミュニケーションを図るために必要なものですね。
社会人として、正しいマナーは知っておきたいものです。
うっかりヘマをしてしまって、恥をかいたり上司から怒られてしまうのは避けたいですよね。
というわけで今回は、お酌の正しい立ち位置を説明してみたいと思います!
お酌をするときどこに立つのが正しいの?
目次
正しい立ち位置
決まりはないが、正面(対面)が正しいお酌の位置
隣にお酌をする相手がいる場合、体を相手に向けるように座りなおせば対面になってお酌ができますね。
とはいえ、必ずしも正面に回れたり、対面になれるとは限らないですよね。
席と席の間からお酌をするケースや、あまり体を大きく動かすスペースがないなどの条件で正面に回れない場合、相手の利き手と反対側からお酌をするのがベターです。
実際に椅子に座ってコップもった状態でお酌をされるジェスチャーをしてみるとわかるのですが、利き手と同じ方からお酌をされると感覚的にやりにくさを感じます。
日本人はたいていの人が右利きなので、左側からお酌をするのがベターということになりますね。
お酌の時にやってはいけないNGマナー
×『目上の人に片手でお酌をする』
間違っても、目上の人に片手でお酌をするようなことは避けましょう。
失礼だということもあるのですが、もしその場で注意を受けなかったとしても相手から「あ、こいつは適当な奴なんだな」という印象を受けてしまう可能性があります。
もしテンパってしまって、「あっちの方にもお酌しなきゃ・・・こっちの方にもしなきゃ・・・!」となってしまっても、慌てずにしっかりと一人一人丁寧にお酌をしましょう。
そうすると、「おっ、あいつなかなか落ち着いた品のいいやつだな」という印象を与えることができます。
そして何よりも、片手でのお酌は安定しないがゆえに、注ぎすぎてこぼしたりする危険性を回避できます。
両手で丁寧にお酌をすることで、品がよく見えるという効果もありますので、必ず両手でお酌をしましょう。
×『逆手注ぎ』

http://kuropaghachi.blog134.fc2.com/blog-entry-895.html
逆手注ぎというのは、注ぎ手の甲が地面を向いてしまう注ぎ方を言います。
右側の人に「右手で瓶の胴を持って、左手で瓶の底部を持って注ぐ」ところをイメージしていただくとわかりやすいと思います。
一般的に手の甲を地面に向けてお酌をすることは無礼とされています。
手のひらを天に向ける行為は「刀で首をはねるジェスチャー」を表すため無礼だとされているようですが、決まった説はないようです。
実際には、そこまで気にする人はあまり多くはないので、「知識として覚えておいて、やらないことに越したことはない」といった意識でいいでしょう。
正しいお酌の仕方
正しいお酌の仕方は、お酒の種類によっても変わってきます。
一番お酌をする機会が多いであろう「ビールのお酌の仕方」はこちらになります。
・ラベルを天に向かせる
・右手は瓶の底部を持つ
・左手は先端付近に軽く沿える(この時に指を揃えるときれいに見えます。)
・注ぎ口に瓶がつかない程度の距離で注ぐ
これがベーシックな注ぎ方になります。
まとめ
というわけで、お酌をする際の正しい立ち位置を説明しました。
・正面(対面)から注ぐのが正しい立ち位置
・正面に立てない場合は、利き手と反対側(多くは左側)から
・片手で注いだり、逆手で注ぐのはNG
なんだかめんどくさい気もしますが、正しい礼儀作法を学んで、組織の一員として円滑にコミュニケーションを図っていきましょう。
それでは^^
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