2016年に日本を沸き立てた歴史的な映画、シンゴジラ。
エヴァンゲリヲンで有名な庵野監督が手掛けたことは皆さん周知のとおり。
そんなシンゴジラはどうやら、”東日本大震災”がコンセプトとされているようです。
確かに、災害を想像させるような生々しいシーンや、政府のリアルな動きが見られますよね。
そんなシーンもあってか、トラウマを思い起こされてしまう方もしばしばいらっしゃるようで・・・。
というわけで今回は、シンゴジラを”東日本大震災を乗り越えた日本”という視点から見ていきたいと思います。
シンゴジラは東日本大震災を風刺している?
かつて、ゴジラというものはいわば”核兵器”みたいなもので戦争を隠喩する側面がありました。
ハリウッド版ゴジラでも、核や戦争・怪獣映画といったようなものがメインテーマとなっていましたね。
ところが今回の最新国産ゴジラ映画『シン・ゴジラ』はそういったコンセプトではなく、”東日本大震災を経た日本”というものが庵野監督の根底にあったようです。
- 崩れ去る建物
- 津波のように押し寄せるゴジラ第2形態
- 放射能
- 政府・自衛隊のリアルな動き
こんな描写が、過去のどのゴジラ映画より色濃く描写されているのではないかと思います。
あくまでシン・ゴジラは、怪獣映画ではなく「リアルシミュレーション映画」としています。
庵野監督は、自衛隊に「ゴジラが出現したらどうなるのか」ということを主材したそうです。
(参考させていただいたサイト様:https://www.nippon.com/ja/views/b04005/)
映画『シン・ゴジラ』物語の流れ
”ゴジラ上陸”という災害が起き、首都圏は壊滅
⇩
対策を打つも全くどうすることもできない
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しかし、知恵を振り絞り最終的に打ち勝つ
この流れから、「大きな災害も人間は乗り越えることができる」というような、ある種の人間賛歌のようなメッセージ性があるともとらえられますね。
でもちょっと気になるのが・・・・
最後に尻尾のシーンがありますよね?あれはどうやら、ゴジラ第5形態が出現するという設定があるようです。
それをくみ取ってしまう場合・・・・、今後人間は滅ぼされてしまうという結末になってしまいます。
最後の尻尾の描写は、一体どういった立ち位置のシーンなのでしょうか・・・。
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